『オヤジ』は理想の上司ではない。

働き方

昔、工場では現場の『オヤジ』は尊厳あるものだったらしい。現場をよく知るオヤジは何もかも知っている。現場で知らないことはない。4M(人、モノ、設備、方法)全てを熟知している。そこで働く人の性格や家族のことまでも知る。

人は尊厳と威厳を込めて上司を『オヤジ』と呼んだそうだ。職場で働くメンバーはオヤジを慕い、オヤジのようになろうとする。そんな文化が昔はあったようだ。今はない。

仕事に対する価値観は変わり、年功序列も崩れた。理想とする上司はおらず、上を目指す人も少ない。価値観が多様化したことで、 人生の全ては仕事ではなくなった。プライベートで自分が本当にやりたいことや好きなことを追求する生き方も決して間違った生き方ではない。生き方の選択肢が増えた。仕事で昇進を目指すのがすべてではない。時代は変わった。 そんな中、昔ながらの『オヤジ』を育成しても意味がないと思う。昔ながらのオヤジを育成して今後も成り立っていくとは到底思えない。

オヤジをアップデートする

人をやる気にさせること。組織をマネジメントするなかで、人のやる気を維持させることは重要な仕事の一つだ。モチベーションの源泉の一つはお金。金のために働く。仕事で昇進をすれば給料が上がる。昔は勤め人が給料を増やそうとするなら会社で昇進するしかなかった。 今では副業すればいい。選択肢は増えている。

理想の上司だってそう。仕事が全てではなくなったし、価値観は多様化した。仕事ができるように見える上司も一企業のサラリーマンにすぎない。優秀かもしれないが、家族と自分のやりたいことを犠牲にした生き方が理想の生き方かと聞かれると首をかしげる。会社が与えたアイデンティティーに安住しているようじゃ、全くもって尊敬などできないのだ。役職が上なだけで尊敬には値しない。

価値観が多様化するなかで、理想の上司がいなくなった。

あの人はすごい、あの人みたいになりたい、なんて理想の上司はいない。逆にあの人のようになりたくないという反面教師ならいっぱいいる。

仕事で背中を見せる時代から、生き方の背中を見せる時代に変わったのではないだろうか。仕事の経験が長いからと言ってマウントを取ってるようでは人は誰もついてこない。

では、どうするか?

僕が思う理想の上司。いや、理想の人は、

何歳になっても何かに挑戦し続ける人。そんな姿を見せること。役職がついても現状に満足することなく、自分を成長させることをやめない。常に前向きにチャレンジし続けていくこと。そういう人間が理想の人物像。

外部に理想を求めて嘆くのではなく、自分の内に理想を見つけ、自らそれになろう、と思う。

それでは、また明日!


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