【工場勤務】 帽子がかぶる役職と人間性

働き方

僕の勤める工場では、職位の違いが帽子で分かるようになっている。職位が上がると帽子に線が入ったり、色が変わったりする。第三者が見れば誰が何の役職なのかが分かる。他部署の人や外部からお客さんが見えたときに、分かるようになっている。

実はこの帽子。第三者が見ても分かるといった目的とは別の効果もある。

帽子が変わって変わるもの。

みんなが被っている帽子と自分の帽子が変わる。職位が上がって帽子が変わる。

この権威付けは、帽子が変わった本人にやる気と自信を与える。

職位が変われば仕事での役割が変わる。給料もあがる。会社はその分責任を与え、その責任を果たすための権限を与える。

そして、帽子が変わっただけなのに、偉くなった気がしてしまう。

それは人として偉くなったと勘違いするわけだ。

別に帽子が変わったからといって、ゲームのように音楽が鳴ってレベルが上がり、ステータスが一気に上がる訳ではない。

帽子で個人の能力や頑張りが見えるわけではないのに。

みんな、あの帽子を目指せ

工場の仕事は単調だ。単純作業の繰り返し。何年も続けるなんてヘドがでる。やりがいなんてない。

そこに来て、あの帽子である。被っているだけで人よりちょっと偉くなる(気がする)帽子である。みなが帽子を手に入れるために頑張るようになる。

昇進、昇格を目指し、権威ある帽子が欲しい。

あの帽子は単調な工場労働の中でも人をやる気にさせ、仕事に飽きさせないための工夫なのだ。

軍隊が与える勲章のごとく。

まことに上手く設計されたシステムなのである。

帽子で人の良し悪しを分けるな

僕はこの帽子のシステムがいいのか、悪いのかを言いたいのではない。

帽子が変わっただけなのに、人として偉くなった気がしてしまうことに疑念がある。

事実、僕自身も帽子が変わった時、そのような気持ちになった。中途採用で入社した僕にとって、昇格は頑張りが認められたような気がして誇らしかった。

そんな姿にはすぐに慣れ、時間が経つにつれ、こころの変化を客観視するようになる。


職位で人を判断していないか?

職位が下の人の意見を軽視していないか?

職位が上の人の人間には意見できないのか?

帽子が変わっただけの自分に満足していないか?

会社において職位が違うだけで、人としては当然平等である。

別に職位が上がったからといって、人として偉い訳でも何でもない。

でもなぜだろう。多くの人が帽子が変わると態度や言動が横柄になっていく。

帽子を脱いだらただの人。会社から一歩出たらただの人。

人間的に優れているから上司なのではない。ただの役割だ。

そもそも人間的に優れているってのも何に対してかよく分からないが。

昇進を目指す人もいれば、プライベートの充実を優先する人もいる。

価値観は人それぞれなのだ。

当然、帽子で人を判断しないことだ。

自分の在りたい姿

資本主義社会。会社は存続のために価値の増殖を追求する。

同じ労働者の中に階層をつくり役割を分ける。会社に尽くし、上を目指せば満たされる欲。帽子という象徴とハロー効果。

非常によく設計されたシステムだと思う。

何を目指すかは人それぞれだが、職位に満足して魂まで持って行かれるような人間にはなりたくない。

会社が与えたアイデンティティーに満足して、努力を怠ってはいけない。

僕は会社が求める『べき論』や『オヤジ像』を追うのではなく、

自分の価値観で、『自分自身がどう在りたいか?』を追求したいと思う。

未熟な僕は日々精進なのだ。

それでは、また明日!



コメント

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