こんにちは。禁煙歴3年のアラフォーリーマンのしゃーしん(@AceShin8)です。
20年間、雨の日も風邪の日も、欠かさずたばこを吸ってきました。
風邪の日は『メンソールのたばこに変えれば、風邪は治る!』と言って吸い続けていた
あなたと同じようなオヤジです。
こんな私にでもやめられたから、絶対やめられます!
ニコチンパッチや禁煙外来などは使わずにナチュラル(?)にやめました。

たばこをやめたいけど、やめられない・・・
ピタッとやめられて、凄いですね!

そうだろ!
おかげで自由の身になった!

どうやって、やめたんですか?
意思が強い人は凄いなぁぁ

ん、まぁぁ、実は
大きな声じゃ言えないんだけどね・・
『意思の強さ』でやめれたのなら、表向きはかっこいいですが、
実は大きな声じゃ言えないやめ方なんですよね・・
でも、再現性はあります!私の経験を是非参考にして頂いて
なかなか禁煙ができずに困っている人の助けになってくれれば嬉しいです。
やっぱり大事なこと。やめると決意すること。
まずは決意すること。月並みですがやはり重要です。
やめるまでには様々な誘惑がやってきます。
それに負けない強い意志が必要です。
決意がない状態は、海に漂う船で例えると、波がやってくればそのまま流されていくさま。あっちへプカプカ、こっちへプカプカ。
見事に誘惑に流されて禁煙に失敗してしまいます。
まずは『たばこをやめる!』と決意しましょう。
この決意が碇となって、波が来ても流されない船になってくれます。

ん~~分かりますが・・
正直、微妙・・
どこでも聞くような話です・・・

まぁ、どこにでもある
フツーのハナシかもね。
だけどね・・・
目標を明確にする
決意はするのだが・・・
それだけじゃやめられません。
『決意でやめれるなら、とっくにやめてるわ!』って聞こえてきそうです。
決意したってやめられないもんはやめられない。
すでにニコチン中毒になっているので、吸いたいもんは吸いたい。
過去の私も何度もことごとく失敗してきたわけです。
そこで決意をより強固にできないか?考えたわけです。
失敗を重ねた過去を振り返ると決意とは程遠いぼんやりとしたものでした。

決意を強固にする?
やめるタイミングを決めたとか?

それも、うまくいかなかった。
振り返ってみると、人生の数々の節目でもやめることができませんでした。
結局『○○したらやめよう・・』と先送りしてなかなかやめられませんでした。
結婚する。子供が生まれる。家を建てる。趣味のバイクを買う。
下の子がまだ小さいときにタバコを誤って食べてしまった時がありました。
それでもやめられなかった。
もう一度なぜやめるのか明確にし、決意を鉄のものにしようと思いました。
ただやめるでは決意は弱く、挫折していまいます。
碇を何個も降ろし、どんな波が来ても耐えられるようにしようと思いました。
『絶対にやめる!』と、決意を鉄のものにするには
絶対にこうなるという理想の自分を描くことからはじまるわけです。
『なりたい自分』と『なりたくない自分』

『理想の自分を描く』ってことは
たばこを吸わない姿をイメージすればいいんですよね?

『たばこを吸わない姿』って
イメージできる?

確かに。何かをしない姿はイメージしにくいですね。
それに、吸わないことを想像しただけで吸いたくなってきます・・・
目標達成のための本、いわゆる自己啓発系の本を60冊以上は読んできた私。
人よりちょっとだけ願望実現について知識があります。
願望を実現する一つのテクニックとして、すでに達成された姿を強く頭の中にイメージするテクニックがあります。ヴィジュアライゼーションってやつです。スポーツ選手がよく行うイメージトレーニングのことですね。
すでに願望が叶っている姿を想像する訳です。ですが、これってタバコをやめる場合は難しいです。
何かをやるのではなく、やらない姿を想像するのは難しいと思います。
タバコを吸わない姿ってのは、普通に生活しているだけですからね。
何か特別なことをやるわけではないのでイメージいしにくいんです。
それに、たばこを吸うという行為は何かしらの行動と紐づいていると思います。
例えば、
- 朝起きたあと目覚めのコーヒーと一緒にたばこを吸う。
- 昼休憩で飯食った後に缶コーヒーを飲みながらたばこを吸う。
- 仕事の帰りの車の中でたばこを吸いながら運転する。
ここからたばこを切り離してみます。
- 朝起きたあと目覚めのコーヒーを飲む。
- 昼休憩で飯食った後に缶コーヒーを飲む。
- 仕事の帰りに車を運転する。
と、なります。
ですが喫煙者の頭の中からすると・・・
- 朝起きたあと目覚めのコーヒーと一緒に、たばこを吸わない。
- 昼休憩で飯食った後に缶コーヒーを飲みながら、たばこを吸わない。
- 仕事の帰りの車の中でたばこを吸わないで運転する。
と、なるわけです。
今の行動とたばこが切っても切り離されていないので、想像すればたばこを連想してしまいます。
するとたばこを吸っていた、あの感覚が蘇ってきてくる。
吸わない姿をイメージするほどたばこを想像してしまい、吸いたくなってしまうのです。

君がたばこを吸わない姿を想像した瞬間にたばこが吸いたくなる、という姿が容易に想像できてしまう。(哲学者風)
なので逆に、『こんな自分にはなりたくない!絶対に嫌だ!』って姿を想像し、
その先にある理想の自分になればいい。と考えました。
たばこを吸うことはカッコ悪いと認識する

まずはこんな自分は絶対嫌だ!って姿をイメージする!
『こんな自分になりたい』はまず一旦置いておいて、『こんな自分は絶対に嫌だ!』という点を強く意識します。
そもそも、若いころに格好つけで始めたタバコでした。
時代の流れか、だんだんとタバコを吸うことがカッコ悪いと思えるようになっていきました。
私の場合はカッコ悪いことはやりたくなかった。
買い物や遊びに出かけても喫煙所をまず最初に探してしまう自分。
喫煙所を見つけるとオアシスを見つけたような気分になる自分。
休みの日にすし詰め状態のショッピングモールの喫煙所でタバコを吸う自分。
しかも制限時間付きで。
仕事では工場に勤務しているのですが、喫煙所までは少し離れたとこまで歩く必要があります。
たばこのために片道3分くらい歩きます。
雨の日も、強風の日も、雪の日も屋外まで吸いに行くわけです。
雨に濡れながら、強風を受けながら、雪で階段を滑りそうになりながらも
タバコのためにそこまで歩くのです。
また、重要なプレゼン前に一服しないとそれに望めない自分。
自信のなさ、自分の未熟さをタバコでごまかそうとしている姿も強烈にカッコ悪く思えました。
カッコよさから始めたのに、今は強烈にカッコ悪く思える。
そんな自分をダサくならしめているタバコ。
それがいつの間にか、やめたいのにやめれない。
これがまた強烈にカッコ悪く思うようになったのです。

タバコを吸うことはカッコ悪い。
カッコ悪いことはやりたくない!
『カッコイイ自分に、俺はなるっ!!』
【時間の浪費と金の浪費】データでブーストさせる

時間を計算してみる
我々は時間が全てです。この限られた時間をいかに過ごすかでなりたい自分や充実した人生が決まります。
たばこに使っている時間をもう一度計算してみます。
1本吸うのに5分とすると、1日1箱(20本)で
5分×20本=100分。
1カ月で3000分。50時間。
1年で600時間。25日。
1年で約1カ月の時間をたばこの時間に費やしている訳です。
何かをやりながらかもしれませんが
これだけの時間をたばこに費やしているのは紛れもない事実です。

1年で約1カ月。
たばこの煙と一緒に消えていってるわけね。
お金を計算してみる
同じようにお金も計算してみます。
1日1箱(500円)を吸うとなると・・・
500円×30日(1カ月)=15,000円
15000円×1年(12カ月)=180,000円
180,000円×10年=1,800,000円
たばこをやめただけで10年で180万円儲かるわけですね。
10年後には車が買えるくらいですね・・・

1カ月に15000円。
たばこの煙と一緒に燃やしているわけね。
毒を以て毒を制す


強い意志だけでホントにやめられるの?
何度も決意したけど失敗してきたし・・

我慢がつらいから失敗するんだよ!

は?
我慢するなんてつらいに決まってるでしょ?

いや、
『我慢することは楽しいこと』って錯覚させるんだ!
弓は張ったままでは耐えられない。
人間の性質、あるいは人間の弱さも、何か合法的な娯楽がなければやっていけない。
セルバンテス『ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ』
強い意思だけじゃやめられない。それは自分の意思の弱さではないです。
中毒症状なのです。
どうしても吸いたいが我慢する。つらい我慢は長続きしません。
それならば、我慢することは楽しいことにすればいいのです。
私は我慢している自分に褒美を与えてごまかしました。
私の場合はあまり褒められた話ではないが・・
仕事から帰ってきたらビールを飲みまくる。
飲むではないです。『飲みまくる』です。
酔いでごまかした訳です。
毎日、毎日、家に帰ってきたら一日我慢したご褒美を与えました。しかも、制限なく。
たばこを吸わない=楽しいと自分を洗脳していきました。
普段は抑えているものを開放する。
身体には悪かったと思いますが、事実これでやめられました。
平日は2本だけ、としていたビールを5本に増やすとか。
例えば甘いものは1日1個なら代わりに5個くらい食べる。とか、
普段は抑えているものを開放する。しかも、毎日。
何かを我慢しているかわりに、一方は我慢せずに好きなだけやる。
別の報酬を与えることで脳をごまかす訳です。
ただ、一時的なものにしてくださいね。酒の飲み過ぎは当然身体によくないし、こちらこそ依存性があります。だから、
酒のチカラを借りる。悪魔との契約なのです。
はじめは悪の力を借り、そこからも脱出していく。
20年の習慣から脱出するには正攻法じゃムリ。
今までお酒での失敗も数ありますが、最後はお酒の力を借りてタバコをやめました。

悪の力を借りる。
お酒が毒なのかは知りませんが、
確かにあまり褒められた話ではないですね・・・

『毒をもって毒を制す』
まぁ、今では酒もやめたけどね。
・普段我慢していることを開放すること
・自分の好きなことを思いっきりやること
・我慢している自分に褒美を与えること
『たばこを吸わないこと』=『楽しいこと』と自分を錯覚させる!

酒を使うのはあくまでも最初だけですよ!
たばこの禁断症状から抜けきったら、節度ある飲み方に戻してくださいね。
※私はうまく行きましたが、実行に至っては個人の責任でお願いします。
次なる敵を知っておく
禁煙中にくる強烈な眠気
禁煙を始めて始めて次に来るもの。それは、強烈な眠気。
特に昼ごはん後の午後からは耐えられないほどの強烈な眠気に襲われます。
前日にしっかり寝ていても、それはやってきます。
この強烈な眠気はどこからくるのか。
禁煙した際に調べました。
睡眠のサイクルを制御しているのはセロトニンという物質ですが、ニコチンはこのセロトニンを過剰に放出させる効果を持っています。
元々脳の伝達物質であるアセチルコリンの受容体の一つであるニコチン受容体は、そのニコチンとの結びつきの速さから名前がつくほど。受容体がいっぱいになるとドーパミンが発生し、それと一緒にセロトニンが分泌されます。ニコチンを摂取していると眠くなりにくいと感じるのはこのためです。
本来、アセチルコリンは体内で自然に作る事が出来ます。ところが、ニコチンを継続的に摂取すると、その結びつきの速さから脳が勝手に足りていると勘違いしてしまいます。そのため、脳が自分からこの物質を生成することを止めてしまうのです。
https://www.rakuten.ne.jp/gold/e-magical/special/kinen01.html
怖いですよね。本来身体に備わっている機能が停止していたなんて・・
たばこを吸うと目が覚める感覚があると思います。
でもそれは実はまやかしで、たばこによって脳の機能が正しく機能していないことが原因でした。
つまり、たばこに助けられていたのではなく、たばこに騙されていたわけです。
たばこをやめてニコチンを絶った後、アセチルコリンの生成が元に戻るまでは
1か月程度かかるそうです。
この1カ月が正念場です。
強烈な眠気がやってきたら、今たばこと闘っていると思って下さい。
この闘いに負けてはいけません。
眠たくなったらこうする
対処法としてはやはり体を動かすことです。
「少し歩く」、「ストレッチする」などして意識して身体を動かしましょう。
寝れる環境なら少し寝てしまいましょう。
私は仕事中なのでバレないようにして寝ていました。
【マジでおすすめ】騙されたと思ってコレを読め
言わずと知れた名著。
この本だけで90%はやめれたも同然でしょう。
たばこという洗脳から目を覚ましてくれます。
私自身としては禁煙をして暫くしてからこの本を読みました。
絶対にたばこをやめる、この固い決意は間違っていなかった、とホントに思いました。
この本が後押ししてくれて、たばこをやめることができました。
まだ読んでいなかったら是非読んでみてください。
と、言うか禁煙したいなら必須です。
たばこという洗脳から解放されます。禁煙という行為が楽になります。
なにより、禁煙を楽しむようになります。
どうせ何かにチャレンジするなら楽しみたい。
そんな気にさせてくれた本です。
マンガ版もあります
まとめ

元々体に備わってる自信や落ち着き。
タバコを吸うとそれらを取り戻すような感覚になりますが、それは全て幻想です。
ただのニコチン中毒なのです。
身体に悪いことをやっていることがチョイワルでカッコイイと思っていた過去の自分。
たばこを『吸ってやってる』と思っていたものが、いつしか『吸われて』いました。
主従関係がいつの間にか完全に逆転していたのです。
そうなればもう遅い。
いつでもやめられると思っていたのに、なかなかやめられないのです。
たばこをやめると自由になります。
たばこを吸うと得られる自由は実は偽りでした。
そこから解放され、ホントの自由を手に入れます。
どれくらいの時間とお金が煙となって消えていったことでしょう。
今度こそ、あなたの禁煙が成功することを心より願っております!