急に思い立って水泳を始めてプールに通うようになった。早6回目のプール。土日で時間を見て、なるべくプールに通うようにしている。1時間~1時間半しか時間は取れない。だが僕のような素人は数をこなすしかないのだ。慣れれば何とかなる。
やっとクロールで50メートルが泳げるようになった。初日は25メートル泳ぐのが全力疾走の100メートル走くらい辛かったが、ちょっとは楽に泳げるようになってきた。きつかった理由は呼吸。息継ぎが全くできていなかった。息継ぎのために顔を出してはいるが、呼吸がうまくできない。顔を出しているだけになっている。そこからYouTubeで調べて練習をして、だいぶ楽に泳げるようになってきた。ポイントは吸うことよりも吐くこと。息は吐ききれば勝手に入ってくる。
それにしても、クロールとは知れば知るほど奥が深い。呼吸だけでなく、手のかきかたや、腕の回しかた、肩の回しかた、足の使い方など奥が深い。完全素人の僕にとって未知の世界過ぎる。YouTubeで学ぶのも限界があるのかもしれない。でも今は知らないことだらけなので、とりあえず知識だけ頭に叩き込んでおく。あとは実践で試す。
知らないことを知ること。できなかったことができるようになること。
それが楽しい。いくつになっても出来なかったことができるようになるのは楽しいのだ。
最初は抵抗のあった、初心者用のレーンで泳ぐことにもだいぶ慣れてきた。隣のレーンでは楽々と泳ぐ人生の先輩方を見て泳ぎ方を学ぶ。
若い頃と比べると、何者でもない自分を自覚するようになった。なんでもやれる気がしていた若い頃。スポーツでみんなの前で恥をかくのが恥ずかしかった。
できないことからは逃げて、熱くならないことがクールだと勘違いしていた。もともと運動が嫌いだったのではない。できないから嫌いになっていった。
年齢を重ねて、恥をかくことにあまり抵抗を感じなくなってきた。自分が運動神経が悪いことを知っているから。別に運動神経が悪くてもペナルティーなどない。学生の頃は人生の終わりのような気もしたが、特に問題なく42歳になっている。むしろ、昔運動が嫌いだったから今運動が楽しいのかもしれない。分からないもんだ。
僕が急に思い立って水泳を始めてから、子供にもいい影響があった。
我が家の長男は水泳ができない。
その長男が一緒にプールに連れて行ってほしいというのだ。もう2回ほど連れて行った。僕が教えられる程度で泳ぎ方を教えてあげている。まだビート板を使って息継ぎの練習程度だが、泳げるようになりたいらしい。
今までそんなことは言ったことがなかったから驚いた。親が挑戦をみせることは、子供にもいい影響を与えられるんだなと思った。
一緒に泳いでみると子供が頑張っている姿も間近で見られる。会話も増える。
スポーツで熱くなったことなんてない人生を送ってきたから、挑戦することの素晴らしさをあらためて知った。
次の目標は75メートル。やればできるを積み上げていこうと思う。
最終的には1キロを泳ぐのが僕の夢である。
今日も朝からジムで筋トレ。そこからは子供の野球の試合で一日が終了だ。
土日の方が平日より忙しい。朝から晩まで予定が詰まっている。
まぁ、子供の成長も楽しみながら、自分の成長も楽しもう。
それでは、また明日!