在庫を減らせば問題が見える

働き方

僕は大手自動車関連の部品工場に勤めている。そこではトヨタ生産方式が叩き込まれる。僕も大学生のときトヨタのかんばん方式は講義で聞いたことくらいあった。まさかその後、自分が自動車関連の工場で働くことになり、このトヨタ生産方式を勉強することになるとは思わなかった。

在庫を減らすと問題点が見える

在庫を少なくする考え方。在庫はないほうがいい。必要最低限の在庫にする。極力少ない方がいいのだ。在庫が少ないので生産が遅れると、すぐに後工程の現場に迷惑をかけることになる。

後工程に迷惑をかけてはいけない。だから後工程に迷惑をかけてしまったラインは、そこで問題点が浮き彫りになってくる。なぜ故障してしまったのか?なぜ不良が発生してしまったのか?と、その問題点をみんなで考えて改善していく。在庫を少なくすれば問題点がみえるのだ、このような考え方をする。

在庫があった方が生産が遅れても後工程に迷惑がかからない。だから在庫をもった方がいいようにも思うが、これでは問題点が見えてこない。いつまでたってもラインはよくなっていかない。よりよく改善するためにも、在庫は少ない方がよいのだ。

在庫を減らす考え方を実生活に応用してみる。

実生活に使うものも在庫を少なくすると問題が見えるのだろうか?

そう思って考えてみた。

例えば洗剤や歯みがき粉。トイレットペーパーやティッシュなど。生活必需品は必要なものばかりなので在庫は必要。切らさないようにすればいい。

例えば電球や電池などの備品はどうだろう。これも切れても別に迷惑かかるほどでもない。最悪他の電球と付け替えもできる。

生鮮食品はどうか。冷蔵庫の中の牛乳や卵のように毎日使うようなものは切らさないようにしたい。野菜なども必要な時に必要な分だけを買ってムダに残すことなく使い切るようにする。冷蔵庫に物が残ってしまうと賞味期限が切れて捨てることになってしまう。食品ロス、ムダである。

鑑みるに、日常生活において生活必需品は在庫を切らさないようにすればいい。

トイレットペーパーが残り何個になったら購入しよう、と発注点を決めるようにする。

それもリードタイム(発注がかかってから次に補充されるまでの時間)をちゃんと押さえておけばよさそうだ。

ギリギリまで在庫を削るとトイレットペーパーが不足する。大事故だ。

在庫を減らす考え方を時間で考えてみる。

時間はどうだろう。実生活において、様々な時間を使う。朝起きて顔を洗う時間。ご飯を食べる時間。学校や仕事に行く時間。趣味を楽しむ時間。お風呂に入る時間。寝る時間。

これらの時間でムダに使ってる時間はないだろうか。

最低限必要な時間を出す。

僕のようなサラリーマンだと、会社に拘束される時間は9時間。通勤時間も合わせると10時間くらいになる。それに睡眠時間を7時間足したとして、17時間。そこへ食事やお風呂の時間として2時間足しても19時間。1日のうち使える時間はすでに残り5時間だ。実際は3~4時間程度ではないだろうか。

在庫を少なくすると問題点がみえる。

ならば自由にできる時間を少なくすれば問題点が見えてくる。

仮に5時間だとして、この時間をいかに使うか。

あらためて考えてみることで、時間のありがたみが見えた。

そして、2つの重要な点が見えた。

一つは自分のやりたいことを好きなだけやりたい。自由にできる時間をもっと長くする、という点。

もう一つはこの自由に使える時間をいかに密度の高い時間にするか?という点。

時間を長くするためには、ムダな時間は省く必要がある。また密度の高い時間を過ごすためには、ダラダラしている暇はない。ちゃんと1日のスケジューリングをする必要がある。

この貴重な時間を使って残業するなんて悲しすぎる。

人生という時間が残り少なくなったときに、問題点に気が付いても笑えない。

時間があるうちに手を打とう。

それでは、また明日!


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