いつもそこに置いてあるものがそこにない。
いつもそこにあるものが、いつもの状態になっていない。たったそれだけでリズムが崩れてイライラしてしまうことがある。たったそれだけで何でやってないんだ、という気になってしまう。
元々当たり前だったわけではない。いつしかそれが当たり前になって、その生活に慣れていく。例えば洗濯物がたたんでいないとか、朝ごはんが準備されていないとか。
自分が頭の中で勝手に描いたことに対してそうあって然るべしと考えてしまう。
そうなっているべき(と勝手に思っている)ものが崩れているのに対して腹が立ってしまう。いつもの生活のリズムが崩れることに嫌悪感を抱いてしまう。
実は僕の今朝の経験なのだ。非常にワガママであるが、妻にやってもらっていることに対して、アタリマエと思うようになっていた。深く反省である。
この経験を通じて色々と反省したのだが、もう一つ感じたこと。それは、いつしか変化を嫌うようになってしまったのではないか、ということだ。
人間はもともと変化を嫌う動物である。恒常性というものがあり、置かれた状況に対して変化を嫌う。
いつもと違うものに対して嫌悪感を覚えたり、嫌な気持ちになったりすることは当たり前のことなのだ。
だが、人は成長するとき必ず変化をする。
日常生活の中の小さなことでも、変化を受け入れる姿勢は忘れてはいけないのだ。
だから誰かが何かをやっていないとか、いつもあるべきものがそこにない、とかいうことで、いちいち腹を立てているようではいけない。変化を認め、自分の感情に起きたことを冷静に見つめ、疎かにしてはいけない。
普段のアタリマエに疑問をもつこと。
小さな変化を受け入れること。
それは大きな成長に繋がるということを忘れないようにしたい。
いつもと違うことをやってみようと思ってチャレンジする。こういう時は心の準備ができている。
だが予期せず起こる変化に対して、人は準備が出来ていない。
それを笑って受け入れるような姿勢が成長に繋がると思うし、
そんな心の余裕、ゆとりが欲しいと思う。
それじゃぁ、また明日!