工場勤務は底辺なのか?【現役現場責任者が答えます】

工場勤務

工場勤務って底辺なのでしょうか・・?

こんな声を聞きます。

工場勤務はいわゆる3K(危険・汚い・キツイ)胸を張って自分の職種を言えない。コンパでモテない・・等。

実際のところはどうなのでしょうか?

工場で働くか迷っている人の参考になれば嬉しいです。

しゃーしん
しゃーしん

工場歴15年の私がお答えします!

ここだけの話ですが、実は・・

工場勤務の人たちは意外と時間もお金も持っているんですよね・・

時間と金

工場勤務の時間

働き方改革が叫ばれる昨今、残業に対して厳しくなってきました。定時退社が基本です。たまに残業もありますが、昔に比べると少なくなりました。

私の現場では、昔は多いときで月に80時間ほどの残業をやっていました。タイムカードの時間が付かないようにギリギリまで仕事して、走って帰るようなブラック感もありました。今ではそのようなことはありません。改善されました。

作業員だけでなく、ラインの監督者や責任者も残業時間は厳しく制限されるようになりました。責任者の仕事も定時までに終わらないと残業になります。ですが直接的にモノを造っている作業員に比べ、間接的に生産に携わる監督者は残業に対して厳しく制限されます。仕事があっても帰らざるを得ないのです。なので、残業にならないような働き方が求められます。定時内での仕事の組み方に改善が必要になったり、スキルアップが必要になったりします。

休日出勤はあるの?

急な生産増や、不具合の巻き返しなどで休日出勤になることはあります。ですが、基本的には年間のカレンダーで動きます。なので、週末が急に仕事になることはありますが、長期連休が潰れるようなことはまずありません。このため予定が立てやすいです。

長期連休は工場は基本的に動きません。この間に、新製品の生産準備や設備のメンテナンスをします。なので現場の作業員であれば出勤になることはまずありません。


工場のライン作業員は基本定時。たまに残業もあるが、サービス残業はない。

夏休み・GW・年末年始の休みがまとまって取れる。予定が立てやすい。

工場の給料

製造業の給料は良いほうです。大手メーカーで勤めれば夜勤手当や残業手当がついて、30代で年収450~500万円くらいでしょう。平均的な給与(480万円)より少し多いくらいです。>>>平均給与参考

ちなみに、私が30代の時は年収500万くらいだったと思います。

私は工場に期間工で入社しました。工場に入る前には、小さな工場を回るルートセールスの仕事をしていました。仕事はめちゃくちゃ楽だったのですが、給料は激安でした。訳あって工場側に転職したのですが、給料は1.5倍にあっさり増えました。

ルートセールスはスーツにネクタイといった身なりで工場を回ります。一見すると工場勤務の方よりもお金を持ってそうに見えていました。ですが、実態は逆。

工場勤務のライン作業員の方がお金持ってたわけですね。

大手メーカーに限るが、工場の給料はいい。

残業、夜勤手当がつけば、平均給与年収は楽勝で超える。


しゃーしん
しゃーしん

時間も金も、底辺とは言えないね!

仕事内容

クソつまらない単純作業が自己肯定感を下げる

毎日毎日、同じことを繰り返します。正直コレはキツイです。

初めの頃は難しそうなことをやっているように見えた先輩たち。ですが自分もあっという間に仕事を覚えてしまいます。あとは単純作業の繰り返しです。

同じことを繰り返す、誰がやってもできる。ベテランであれ、新人であれ、年齢に関係なく誰でも同じようにできてしまう。

このことは、自己肯定感を著しく下げます。会社に入るときはは歯車になることをある程度覚悟していても、『自分じゃなくてもいい』感覚は強烈です。ホントに歯車になったことを実感します。

自分に対して自信を持てない、あと何年この仕事をしなくちゃいけないんだろ・・。仕事対してマジメな人ほどやプライドの高い人ほど劣等感を感じるかもしれません。

ですが、これも捉え方次第で。人によっては責任もなく、同じことを繰り返すだけで給料が貰えるので楽だ、と考える人もいます。

結局のところ、本人の捉え方次第。自分の時間を差し出して、労働の対価としてお金をもらっているのだから、そこに楽しみを求めるべきではないのかもしれません。

仕事内容は単純作業。誰でも簡単にできるってことが、自己肯定感を下げる。

自信を持てない仕事をやっている自分に対して自信が持てなくなる。

やりがい問題

仕事にやりがいを感じていれば、毎日が充実します。充実した毎日であれば決して底辺とは言えないでしょう。

工場の仕事は同じことを繰り返すだけです。ですがその中でも、よりやり易く、より簡単に、より早く改善していく。そこにやりがいが見いだせると思います。

誰がやっても同じようにやれることは自己肯定感を下げますが、改善をすることはその人自身の着想であったり、行動力であったりします。自分の改善で職場がよくなり、みんなにも喜んでもらえることは、大きな喜びであります。

同じことを求められる部分と、人と違うことを求められる部分があります。その点をごっちゃにしないで自分のキャラクターをだして仕事に当たればやりがいにつながります。

本人の捉え方によって底辺とは言えないでしょう。

仕事のやりがいの見つけ方は本人次第。

自分の個性が生かせる改善活動はやりがいにつながる。

頭が悪いと思われる

工場勤務と一言で言っても、『現場での勤務』と、『間接的に現場を支える業務』があります。

大手自動車部品メーカーのスタッフ職は、工場勤務といっても、有名大学出身者ばかりです。スタッフ職とは、生産技術や生産管理、品質管理、原価、物流関係の業務があります。勤務体系や給与体系は当然現場とは異なります。ですが、実際は現場でも昇格すれば、大卒スタッフ職と給料はあまり大差ありません。

また、大卒で現場で働いている人も多いです。かく言う私もそのうちの一人で、中途採用です。私の職場には大卒で作業員をやっている方がほかにも4人います。

感触として工場の現場勤務は頭が悪いと思われているのは確かでしょう。学歴で頭がいい、悪いの判断はできないと思いますが、事実、現場の仕事の方が下に見られます。給与の賃金テーブルもそうなっています。高卒と大卒で異なります。ただし、大卒の現場勤務は高卒の賃金テーブルに該当します。

工場勤務といっても、業務は様々。スタッフ職は有名大学卒が多い。

工場勤務だからと言って頭が悪いということはない。だだし、現場作業員がそう思われている感触は事実、ある。

まとめ

本人次第、とまとめてしまえば身もふたもないですが、工場の仕事は決して底辺ではありません

私としては同じことを繰り返すラインの作業員よりは、昇進してラインから出ることをおすすめします。毎日同じことを繰り返すのは、退屈で面白みに欠けます。ラインから出て監督業務を行ったり、改善を行うことでやりがいも感じられるようになります。

工場には、決して底辺とは言えない人たちがゴロゴロいます。長時間働くこともないし、お金も持っています。ただし、やりがいに関しては自分自身で見つけていくものだと思います。

一度工場に入ってみると、イメージはガラッと変わると思いますよ。


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