なんでも人のせいにしてしまう。何か上手くいかないことや失敗したとき、他人のせいにしてしまう。
自責で考えるか他責で考えるか。
金持ちほど自責で考える、らしい。そりゃそうだ。経営者がなんでも人のせいにしていたら、そんな会社が儲かる訳がない。リスクをとり、金を失うのも経営者の役割なのだから自責思考になって当然。
なにもかも他人のせいにする経営者が成功するわけがない。経営者がみな金持ちとは言わないが、成功する人はみな自責思考だと思う。
自責で考えるから、うまくいかなかった原因を追究できる。今度はうまく行くように、どこがだめだったのか考えることができる。他責で終わらせてしまうと思考がそこで止まってしまうのだ。真因追及をやめてしまう。
勤め人の多くは他責思考と言われる。自分は悪くないと考えがちなのだ。
僕はというと、金持ちマインドでいたいので、なるべく自責で考えるようにしている。
思考から真似しないと金持ちにはなれないと思っている、よこしまなDay Dreamなのだ。
仕事のうえでは何か不都合があったときは自責と他責で考える。
僕の仕事はものづくりの現場なので、何か問題があり、得意先に迷惑をかけてしまったときは対策書を作成して報告することになる。その時、責任区を明確にするために、自責か他責かで考える。
プライベートでも同じように、自責と他責の両方から考えるようにしている。
だが、自責で考えられないときもある。そのようなときは、だいたい自分に余裕がないときである。
余裕がないときは、気分が落ちているときだったり、忙し過ぎる時、睡眠不足のときなど。
『貧すれば鈍す』という言葉がある。貧乏すれば心まで貧しくなる。
貧乏して金がなくなれば、毎日の生活のことばかりに頭を巡らせるようになるため、どんなに賢い人でも愚かになってしまう、という意。
今はまだ生活に苦労するほど貧しくないと思うかもしれない。だが、時間に置き換えてみるとどうだろう。
『時は金なり。』という。
あなたの時間(金)は奪われていないだろうか。
毎日仕事ばかりで残業残業。帰ってきても飯食って寝るだけの生活。自分磨きの時間もない。
休みの日も仕事が頭によぎる。目の前に仕事はないはずなのに、仕事に時間を奪われてしまう。
時間貧乏。時間だって、貧すれば鈍す。のだ。
だから、僕のような勤め人は、意思をもって時間を奪われないようにしなければならない。
意思をもって時間を守るのだ。残業を断るのだ。
時間を奪われると時間貧乏になり、やがては冷静なものの判断もできなくなり、愚かになる。
時間があれば、運動や睡眠で自分をメンテナンスしたり、勉強してアップデートできるのだ。
時間を守るのも、自責で考えるのか、他責で考えるのか、なのだ。
自責で考えるなら、残業をするもしないも自分の責任と考える。意思をもって残業すればいいし、断ればいい。
もしも他責で考えて『仕事だからしょうがない』と思考を止めていたら、時間はどんどん奪われる。
そしてやがては『貧すれば鈍す』のだ。
自責マインド。忘れないようにしよう。
それでは、また明日!