酒抜き3日目。人の習慣はまず3日。3という数字が関所になる。
3日、30日、3ヶ月、3年。
三日坊主から、石の上にも3年、まで。
3という数字がキーワードだ。
そして、はや3日目である。
体調はというと、体は軽い。
動きも自分で言うのもなんだがキビキビしている。動きがシャープでキレが出る。10歳くらい若くなった感じだ。
目覚めはというと、相変わらず眠い。
決して目覚めが良くなったという実感はない。
それでも頭の働きは違う。これは実感できる。
仕事をこなす量も質も上がっていると思う。そして、ストレスに対する耐性も強くなっていると思う。酒を飲んだ次の日にある『なんかイライラする感じ』がないのだ。
とりあえず調子がいい。
今日もなんなくクリア。
3日目の夜も酒抜き、完了。
酒がなくても十分楽しめる。むしろ、ないほうが頭がよく働くし、時間も生まれるし、メリットが多い。
酒を飲んで思考停止することは楽しいけど、洗脳薬の気もしてくる。
口にした者は一生それの虜となり、努力をすることを忘れてしまう。そして毎日毎晩それを求めてしまう。1日働いたご褒美、とか、飲まなきゃやってられない、とか言って…
そうして人々は成長することを忘れ、毎日同じ事を繰り返し、働いて、ご褒美で酒を飲み、少しの喜びを得る。酒があれば嫌なことも許せる。仕事に文句があっても会社にたてつくようなことはしない。愚痴って酒を飲めば許せるから。
支配者からすれば、平民は全く扱い易いものなのである。
酒を抜くとそう見えるんだよなぁ。
酒は成功者の飲み物なのだ。
それじゃぁ、また、明日!